さて、本日は「手塚治虫ファン、中の上」くらいのワタクシが、数多くの手塚ファンを代表しまして、外部リポーターとして手塚プロダクションの社内の様子をご紹介しようと思っております。
手塚作品に関しては、まあまあ知ってるつもりですが、手塚プロがどんな所かイマイチ知らないですからね。
頑張ってレポートしてみます。
よろしく、お願いいたします!
とかなんとか言ってる間に、高田馬場にあります手塚プロダクションの表玄関ですよ。
アトムの石像がお出迎えです。
さあ、それでは、取材班、行ってみましょう!
手塚作品に関しては、まあまあ知ってるつもりですが、手塚プロがどんな所かイマイチ知らないですからね。
頑張ってレポートしてみます。
よろしく、お願いいたします!
とかなんとか言ってる間に、高田馬場にあります手塚プロダクションの表玄関ですよ。
アトムの石像がお出迎えです。
さあ、それでは、取材班、行ってみましょう!
ドアを開けて、ロビーに入ると、なんとそこには、等身大フィギアの群れが!
全員パンツ一丁で、一瞬子供プールに紛れ込んでしまったのかと思っちゃいましたが、イヤイヤそうではありません。
皆さまご存知、手塚プロが世界に誇るキャラクター、鉄腕アトムがずらり並んでいたのですね!
で、その後ろには、アトムたちの生みの親、手塚治虫先生がニッコリ笑っておられます。
手塚ファンならずとも、このお出迎えには胸が高鳴るハズ… 。
あー、ありがたや、ありがたや。
全員パンツ一丁で、一瞬子供プールに紛れ込んでしまったのかと思っちゃいましたが、イヤイヤそうではありません。
皆さまご存知、手塚プロが世界に誇るキャラクター、鉄腕アトムがずらり並んでいたのですね!
で、その後ろには、アトムたちの生みの親、手塚治虫先生がニッコリ笑っておられます。
手塚ファンならずとも、このお出迎えには胸が高鳴るハズ… 。
あー、ありがたや、ありがたや。
さあ、どんどん中に入ってみましょう!
お、正面の壁に描かれているのは、手塚キャラクター勢ぞろいの図ではないですか!
メルモにW3にレオにどろろにブッダ、、、、皆んな揃って大騒ぎの様子。
楽しい!
さすが、マンガとアニメの会社です。
ますます、アガるう~~!
それでは、早速、オフィスにお邪魔してみましょう。
失礼しまーす。
まずこちらは営業1部さん。
主に手塚キャラを使った広告や、商品化を手がけられている部署とのことです。
ほー、アトムやお茶の水博士を使ったCMなんかは、ここが窓口となり交渉されてる訳なんスね。
多少事情があってボケボケで撮らせてもらっていますが、そんなボケボケ越しにも女子社員の方々がにっこり微笑んでくれているのが分かります。
ありがたいっ!歓迎されてるようです。
失礼しまーす。
まずこちらは営業1部さん。
主に手塚キャラを使った広告や、商品化を手がけられている部署とのことです。
ほー、アトムやお茶の水博士を使ったCMなんかは、ここが窓口となり交渉されてる訳なんスね。
多少事情があってボケボケで撮らせてもらっていますが、そんなボケボケ越しにも女子社員の方々がにっこり微笑んでくれているのが分かります。
ありがたいっ!歓迎されてるようです。
続いてこちらは営業2部。
映像、イベント、流通・ショップライセンス等などを、取り扱う部署だそうです。
映像としては、鉄腕アトム、ブラック・ジャック等の手塚原作アニメをはじめ、手塚治虫が個人制作したアート作品、また手塚プロ制作作品等などを取り扱ってるとのコト。
ここの写真はリアルタッチで撮ってみましたが、やはり、お忙しいのか机周りがかなり、、、、アッ、Y部長、何かトラブル発生ですか!?
すみませんお邪魔ですねっ、すぐに撤収します!
映像、イベント、流通・ショップライセンス等などを、取り扱う部署だそうです。
映像としては、鉄腕アトム、ブラック・ジャック等の手塚原作アニメをはじめ、手塚治虫が個人制作したアート作品、また手塚プロ制作作品等などを取り扱ってるとのコト。
ここの写真はリアルタッチで撮ってみましたが、やはり、お忙しいのか机周りがかなり、、、、アッ、Y部長、何かトラブル発生ですか!?
すみませんお邪魔ですねっ、すぐに撤収します!
さて、こちらは営業3部。
インターネットやモバイル向けに、電子書籍として手塚作品を配信したり、様々なデジタル・コンテンツを制作したりする、いわゆるハイテク部署なんですね。
手塚先生がご存命だったら、今の技術を使って何をするだろう?って考える部署のようです。
なんだかワクワクしますね。
続いてはクリエイティブ部です。
クリエティブ部は企画、デザインの部署。
自社オリジナルブランドのグッズに使われる図案はもとより、手塚キャラを使った様々なグッズや印刷物のデザインを行っています。
おりしも只今手塚プロでは「ユニコプロジェクト」が進行中。
なんとも可愛いユニコグッズに囲まれ、なんとも可愛いユニコを生み出し続けるクリエイティブのスタッフさんでした。
さてさて、そんな営業1部から3部、クリエイティブ部を束ねるのが、著作権事業局です。
今度は、その事業局の局長室にお邪魔しました。
左奥が清水局長。
みなさん、いい笑顔で出迎えていただきました。
恐縮です、ありがとうございます!
※清水義裕は、2018年より役員
お次は出版局の出版部です。
ここは文字通り、手塚治虫作品はもとより、関連書籍、翻訳出版、手塚治虫オンデマンドマガジンなど、出版と出版開発を手がけられている部署です。
かなりお忙しそうなので、邪魔にならないようにレオ目線で撮ってみました。
勢い余った我々、手塚プロの金庫番、経理部にもお邪魔しちゃいました。
今度は壁に飾ってあった熊手目線でパチリ。
さすが経理部です。
商売繁盛で笹もってこい!です。
あ、こ、この部屋は!?
あんまり、我が物顔で社内をうろついていると怒られそうです、、、
この部屋の前は、静か~に通り過ぎましょうね、取材スタッフの皆さん。
では階段を使って下の階に降りましょう。
ほら、こんなところにも手塚キャラが!
ヒゲオヤジこと伴俊作の下は、金三角ですか。「用心しろ!」と声をかけているのは丸首ブーン。
この辺りのマニアックなキャラの名前がスラスラ出るところが、「手塚治虫ファン、中の上」のワタクシならではあります、、、と、自画自賛したりして。
さて、この部屋は手塚治虫の出版物がずらりと揃うライブラリールームになっています。
あんな本、こんな本と、手塚マンガのファンにはたまらない部屋ですね!
おや?、こちら側の書棚は、あまり見たことのない本が並んでいますが…、それもその筈、海外で出版されている手塚作品のようです。
英語圏、フランス語圏はもとより、中国、韓国、ベトナム語、、、、と、まさしく手塚作品は世界に向けて発表されているんですね。
凝ったデザインの海外版の数々、背表紙を見ているだけでもゾクゾクします。
あんな本、こんな本と、手塚マンガのファンにはたまらない部屋ですね!
おや?、こちら側の書棚は、あまり見たことのない本が並んでいますが…、それもその筈、海外で出版されている手塚作品のようです。
英語圏、フランス語圏はもとより、中国、韓国、ベトナム語、、、、と、まさしく手塚作品は世界に向けて発表されているんですね。
凝ったデザインの海外版の数々、背表紙を見ているだけでもゾクゾクします。
手塚プロ、本社の取材も終わりに近くなってきました。
ちょっと一休みさせてもらいましょう。
この部屋は社員さんや、外部の方がいらっしゃった時、打ち合わせに使われる会議室のようです。
壁には、ちょっと面白いアトムの絵が飾られています(アンディ・ウォーホルのマスター・プリンター、ルパート・スミス名義の作品)。
絵の前で社員さんが談笑されているようですが、そちらも一休みですか?
ちょっと一休みさせてもらいましょう。
この部屋は社員さんや、外部の方がいらっしゃった時、打ち合わせに使われる会議室のようです。
壁には、ちょっと面白いアトムの絵が飾られています(アンディ・ウォーホルのマスター・プリンター、ルパート・スミス名義の作品)。
絵の前で社員さんが談笑されているようですが、そちらも一休みですか?
階段を降りて、再び一階ロビーに戻りました。
先ほどのアトム群の反対側は、手塚グッズがずらっと並んだショールームになっています。
社員の方が打ち合わせをされているようです。
またここから、新たなプロジェクトや、ビジネスが始まるのかも知れませんね。
さて!そろそろ失礼する事にいたします。
お邪魔しました~。
本社のある高田馬場をあとにした我々が、次に向かうのは埼玉県は新座市にあります新座スタジオです(正式名称は手塚プロダクション第一スタジオ)。
ここに置かれているのは手塚プロの製作局、つまりアニメーションとマンガの制作スタジオなワケですね。
あと、貴重な資料の保管・管理なども行われているそうです。
このスタジオが完成したのは1988年。当時、新座のお隣の東京都東久留米市にご自宅があった手塚先生が、高田馬場から仕事場を郊外に移動させるため、距離感がちょうどよく、環境も良いこの地を、スタジオを置く場所に選んだとのこと。
なるほど、本社からの距離感もなかなかいい感じです。
さてさて、楽しみだなあー、ワクワクするなあー、とか言ってるうちに見えてきましたよ、新座スタジオがっ!
さて、到着。
それでは早速、このスタジオの主な業務であるアニメーションの制作現場に潜入してみたいと思います。
わーい、アニメの現場に入るのなんてはじめてなんですよ、ドキドキするなあ~。
と、まず通されたのは、「作画部」です。
ずらっと並んだライトが中に仕込まれた机、動画机って言うんですか?
コレ、見たことあります、テレビとかで。
どんなことをやっているのかな?と、作業中のアニメーターさんの手元に、ググっとにじり寄ってみました。
あー、なるほど、下からライトで照らして、前の絵をトレースしつつ次の絵を描いていくんですね。
これも見たことあります、テレビとかで。でも、本物を間近で見ることが出来て大興奮です。あっ、すいません、アニメーターさんに鼻息かかっちゃいました。
それにしても、なかなか年季の入った動画机です。この動画机から、数々の手塚アニメの名作が生まれてきたのかと思うと、、、、ああ、ますます、鼻息あらくなっちゃいます!
あー、なるほど、下からライトで照らして、前の絵をトレースしつつ次の絵を描いていくんですね。
これも見たことあります、テレビとかで。でも、本物を間近で見ることが出来て大興奮です。あっ、すいません、アニメーターさんに鼻息かかっちゃいました。
それにしても、なかなか年季の入った動画机です。この動画机から、数々の手塚アニメの名作が生まれてきたのかと思うと、、、、ああ、ますます、鼻息あらくなっちゃいます!
さて、ここからはちょっと駆け足で紹介していきましょう。
こちらは、「美術」さんです。
背景画を制作しておられます。
このあたりの作業はすっかりデジタルになっているんですね。
こちらは、「CG」の制作担当さんです。
物珍しそうに見ている僕らのために、特別に地上最大のロボットでお馴染み、アトムのライバル、プルートゥの3Dモデルを出してくれてグリグリ動かしてくれました!
ありがとございます!
さて、こちらは「仕上げ」さんです。
「仕上げ」のお仕事は、作画部から上がってきた動画をコンピュータに取り込んで、それに彩色(デジタル・ペイント)を施していくセクションだとか。
昔はセル画にペタペタと手塗りしていたイメージが強いのですが、いまやすっかりデジタルワークになっております。
こちらも「仕上げ」の女性のお仕事風景。
ここで仕上がったものや、これまでにご紹介した「美術」や「CG」が組み合わさって、いよいよ作品完成に向かっていくわけなんですね。
さて、アニメの現場の所々をかいつまんで、なおかつ急ぎ足でご紹介してきた訳なんですが、完成にいたるまで、ものすごくいろんな人の労力や手間や時間がかかっている事に、今更ながら思い知らされました。
スタッフの皆さん、ご協力ありがとうございましたー。
ここで仕上がったものや、これまでにご紹介した「美術」や「CG」が組み合わさって、いよいよ作品完成に向かっていくわけなんですね。
さて、アニメの現場の所々をかいつまんで、なおかつ急ぎ足でご紹介してきた訳なんですが、完成にいたるまで、ものすごくいろんな人の労力や手間や時間がかかっている事に、今更ながら思い知らされました。
スタッフの皆さん、ご協力ありがとうございましたー。
さて、アニメ以外にも、このスタジオでは貴重な資料の保管・管理も行っているとのこと、今度はその出版局資料部に潜入してみたいと思います。
わー、資料部には膨大な量の過去の掲載誌をはじめ、ものすごい数の資料があふれていますねー。
が、その中でも、なんと言っても一番貴重なもの!
そうそれが、資料室の隣の金庫室の中に…
今回、特別に我々、中を見せてもらえるそうです。
ガチャッ!ギギィ~…
金庫室の棚の中…
整然と…
保管されているのは!
そう、もう皆さん、お分かりですね。
資料部が保管している中でもっとも貴重なもの、そうそれは手塚作品の原画なのでした。
手塚治虫はその生涯で、700以上のタイトル、枚数にして15万枚のマンガ作品を描いたと言われています。
そのマンガ作品のほとんどが、この金庫室の中に大事に保管されているのでした。
整然と…
保管されているのは!
そう、もう皆さん、お分かりですね。
資料部が保管している中でもっとも貴重なもの、そうそれは手塚作品の原画なのでした。
手塚治虫はその生涯で、700以上のタイトル、枚数にして15万枚のマンガ作品を描いたと言われています。
そのマンガ作品のほとんどが、この金庫室の中に大事に保管されているのでした。
あのぉ~、資料室さん、あつかましいお願いで申し訳ないのですが、ちょこっと原画を見せてもらえたり出来ないでしょうか?
えっ!いいんスか、本当に!?
おおっ!ブラック・ジャックだ!!
ホワイトの跡も生々しい、ブラック・ジャックの原画じゃないですか!!!
ア、アトムのカラー原稿も!
わーわーっ!
と、手塚ファンとしては、夢のようなひと時を過ごしたのでした……
さて、この新座スタジオには、もうひとつ、 とても、とても、貴重な場所があります。
それはスタジオの最上階にある一室、手塚治虫の最後の仕事場です。
今もこの部屋は、手塚治虫が仕事していた当時のまま、そのままの状態で保存されているんだそうです。
マンガ用とアニメ用のふたつの机がならんでいて、これはマンガ用の机の上。
きれいに並べられた鉛筆やペンや墨汁が、まるで、ついさっきまで使われいたかのような佇まいを見せていて、なんだか不思議な気持ちになってしまいますね。
全ての取材を終えた我々を、社員の方が屋上に連れてきてくれました。
とても気持ちのいい眺めです。
今でこそスタジオの周りは、一般家庭が立ち並ぶ住宅街になっていますが、このスタジオが出来た1986年当時、周りには本当に何もなくて、ほとんどが空き地と雑木林だったそうです。
そんな自然ゆたかな風景を手塚先生は何よりも愛しておられたそうです。
それでも家々の屋根のむこうには、平林寺の森林がひろがっていて、新座にはまだまだ自然が残っているんですね。
とても気持ちのいい眺めです。
今でこそスタジオの周りは、一般家庭が立ち並ぶ住宅街になっていますが、このスタジオが出来た1986年当時、周りには本当に何もなくて、ほとんどが空き地と雑木林だったそうです。
そんな自然ゆたかな風景を手塚先生は何よりも愛しておられたそうです。
それでも家々の屋根のむこうには、平林寺の森林がひろがっていて、新座にはまだまだ自然が残っているんですね。
今も残る手塚治虫の愛した自然を前に、アトムを配して本日最後の写真をパチリ。
いやあー、皆様、お疲れ様でした。
無事に手塚プロ紹介が出来たようで「手塚治虫ファン、上の下」くらいのワタクシ、なんとか肩の荷をおろせます。
あ、今日1日で、すっかり「手塚ファンレベル」が一段階上がったようです。
ホントにお疲れ様でした~。